レーヨンとはどのような素材?

レーヨンとは再生繊維の一つで、木材パルプをもとにした植物原料に薬品を使って加工したものです。そもそも、レーヨンはシルクの代用品として開発されたもので、風合いはシルクによく似ています。プリントをしたときの発色もよく、さまざまなテキスタイルをきれいに再現することも可能です。また、全体的に柔らかく、着用すると体のラインに沿ってくれるという特徴があります。そのため、スカートやワンピースなどに用いると女性らいいラインを作ることが可能です。適度な光沢もあって高級感があるものの、価格帯は手ごろなものが多いのも特徴の一つといっていいでしょう。ただし、熱に弱いという欠点があるため、アイロンをかける際はうっかり焦がさないよう注意が必要です。

夏にレーヨン素材を着るメリット

レーヨンは薄手の素材です。そのため、夏のファッションによく使われています。薄手で通気性がよく、夏でも涼しく着用することができるでしょう。薄手でありながら、透け感はあまりありません。女性の場合、インナーが透けることを気にする人もいますが、よほど淡い色でなければ心配することなく着用できます。特に柄の入った生地なら透けることはほとんどなく、1枚だけで涼しく着ることができます。レーヨンはさらっとした手触りの生地で、汗ばみやすい夏でも快適に過ごせます。通気性がよいうえに吸湿性もあるので、アウターはもちろん、パジャマとして着るのもいいでしょう。熱に弱いため乾燥機にかけることはできませんが、手洗いすれば長く愛用できる1着になります。